少し前に母が入院しました。
と言っても、重病ということではなく、
少々お腹に水が溜まったので、それを抜くためです。
元々太っているため、お腹に水が溜まっているのも気づきませんでした!
やはり適度な体型を維持するのは何歳になっても大切なんですね。
ところで、入院から今日に至るまで、一応家族としてできることはしておこうと、
一日おきに病院通いしていますが、そこで考えたのは入院している母のこと…ではなく(^^;
自分の老後についてです。
私は今のところシングルです(将来は結婚するかもしれません!)。
今回の母親の件を、私がこのままで老後を迎えた場合に置き換えてみると、
次のようなことを誰にやってもらうの? と不安になりました。
・入院時には保証人が必要になる。
・保証金も必要。
・入院中に万が一のことがあった場合に病院に文句を言わないという同意書に家族が署名する。
・身の回り品(とってもコマゴマとしたものが沢山必要)を買いそろえ、全てに名前を記入する。
・病院のナースやヘルパーさん達との連絡も頻繁にある。
・入院中でも自宅の家賃や光熱費、その他諸々の支払が必要になる。
・ペットがいれば入院中の面倒を誰がみるのかを考える必要がある。
こうやって文章にすると、淡々と処理していけばいいように思えますが、
実際は時間もかかるし(病院はとにかく何をするにもたくさ~んの時間がかかります!)とっても大変!
入院が長くなればもっといろいろなことがあると思います。
これを誰に頼むか?
・弟に頼む?(弟は奥さんの国、ベトナムに移住してしまっています)
・親戚に頼む?
・親友に頼む?
“いやいや、こんな大変なことを頼めないよね~”と思ってしまいます。
であれば、お金で解決するしかない。
公的なものだと「成年後見制度」があるし、それ以外にも今はお一人様のために様々なサービスがあります。
そういうものを利用するのが気分的にも気楽かもしれないな、と思います。
ただ、そのためにはお金を貯めておく必要がありますよね。
私の場合は自営業なので、働けるところまで働こうと思っています。
が、会社員の場合は、一旦会社を辞めてしまうとなかなか再就職が思うようにできない場合があります。
そうなると、老後のための貯蓄を食いつぶしてしまうことになりかねません。
ということで、やっと今日のテーマなのですが、親の介護のために離職する方が大変多くなっていますが、
将来のことを考えると絶対に仕事は辞めてはいけない、とつくづく思います。
介護と仕事を両立させるのはたやすいことではありません。体も心もとっても疲れます。
正直なところ、それを痛感しています。
でも、そこは公的な制度をうまく利用してやり過ごす方向へ頭を切り替えなくちゃいけないんですよね。
来年1月からは育児介護休業法が改正されて、介護に関する支援が充実することになっています。
ぜひ、このような制度を利用して、親だけでなく自分の将来も守りましょう。
(文・渡辺)