自営業の人が親の介護で働けなくなったときの収入補償


毎日暑すぎる日が続いています。
暑いからクーラーを使う、そうするとその熱気で外気温がまた上がる、
と悪循環を繰り返しているようで罪悪感も感じるのですが…。
でも、この暑さではクーラーを使わずにはいられないですね。

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写真は、先日仕事で行った葉山の海です。
都心のビル群と違い、山と海の街は暑いとは言っても多少さわやかに感じました。

さて、話は変わりますが…。
今朝、母親と話していて、ふと思ったのです。
母は80歳代(スープが冷めない距離に父と2人で暮らしています)。
数年前に両膝の手術をしたのですが、おかげさまで自分で歩いて近所のスーパーに買い物に行っています。
でも「最近、どんどん足腰が弱ってきた感じがする。そのうち車いすになったらどうしよう」と体力の低下に不安を感じているようでした。

いつかはそういう時がくるんだろうな、という思いは私にもあります。
そうなったら母の代わりに食事の支度、洗濯、買い物などなど日常のこまごまとしたことを私がやるのかな~。ヘルパーさんを頼むにしても、全く何もしない訳にはいかないよね~。なんて時々考えています。

そんな風に親が介護を必要とする状態になったとき、会社員には介護休業という制度があります。
親の病院の付添いや介護保険の利用の手続き、ケアマネージャーさんとの面談などをするために会社を休んで給料が支給されなかった場合でも、雇用保険から介護休業給付を支給されます。

でも、自営業の人にはそのような公的な収入補償はありません。
基本、自分が動かなければその分収入は減る、ということになります。

事業が一定規模に育っていれば仕事を任せる社員もいるかもしれません。
でも、一人でやっている人や開業して間もない人などの場合は、そういう訳にもいかないですね。

最近では民間保険会社で「所得補償保険」というのがあります。
でも、これらは“本人が病気や怪我で働けない場合”が補償の対象のようです。

親の介護をするために働けなくなった場合に、雇用保険の介護休業給付と同じように一定期間の収入を補償してくれる民間の保険はないのかしら?

Be-Workingのお客様には自営業をされている方が多いです。
「自営業者は自分のことは自分で考えて守る」のが基本ですが、自分が病気や怪我をして働けなくなることに加えて、親の介護で一時的に働けなくなる可能性も考えてお金をためておくなどの準備が必要ですね。
(文:渡辺)